チカは深いところにいた

底近くから釣れたチカ4匹

夕方近くなり、そろそろ撤収しようかと思っていると、

「キタ~!」

の声が。見ると、隣で釣っていた人の竿にヒット、大きなチカを釣り上げた。リール付きの竿でかなり深いところを狙っていたようだった。今日のチカは深いところにいるらしい。

それならばと、試しに、いつものチカ釣り用の手竿をやめ、リール付きの堤防竿に変えてみることにした。錘もスピード仕掛け付属のものを外し、それより重いサビキオモリに付け替えた。

オキアミを仕掛けの針にこすり付けて静かに投入。着底するまで沈めた後、少しだけ巻き上げてから、竿をスタンドに固定してアタリを待つ。

・・・

「お!」

竿先がぴくぴく振動している。どきどきしながらラインを巻き上げると、サビキの下の方の針にチカがかかっていた。やったー、ついにチカ1匹ゲット!これでボウズはまぬがれた。その後も、やはり深いところでぽつぽつとチカが食いついてくれて、帰るまでに計4匹のチカが釣れた。

寒空の下、半日粘ってチカ4匹の釣果だったが自分としては満足。魚の大きさや数ではなく、条件を変えたら釣れた、というところが嬉しかった。

チカがベタ底にいるなら、比重が大きい根魚用のコマセで寄せたら釣れるかも。今度また試してみようと思うとワクワクした。