根開き

根開き| Copyright (C) Kazuo Yamamoto

友人から『根開き(ねあき)』っていう言葉を、
初めて聞いた。
『ねびらき』とも言い、『根空き』とも書くらしい。
これは春の訪れを告げる季語みたいなもの。
雪は日光を反射させる。
季節が温もってくると、ブナ類の木を中心に、
幹が太陽の熱を吸収し、
根元から輪のように雪が解けてゆく現象。

そこから、北国の春が広がる。

友人はこの言葉を思い出すため、
あらゆる辞書、百科事典、歳時記を引っ張り出し、
丸一日も費やし、
やっとこの思い出の言葉を導き出したらしい。

意味が分かっているけど、漢字も読みも出ない。
そんなときは、持っている全てでニュアンスを、
人に聞くしかない。

地方のカーラジオで良い曲が流れていて、
何処のラジオ局かも時間も分からない。
調べたいけど、何の手ががりもないとき、
レコード店に行って、ニュアンスを伝える。
店長は『?』マークのオンパレード。
そこで「ふがふがうが~♪」って歌ってみる。
「あっ!それこのCDじゃないですか」なんてアタリ!
よく分かったなぁとそれから似たような時は、
その店主のいるレコード店でハミングしてた。
もちろん周りに知らない人がいっぱいいます(笑)

そういうこと親父になった今でもしています。
いいんです。春なのだから。

撮影地:小樽市銭函1丁目
Copyright (C) Kazuo Yamamoto

春じゃなくても、、、、

こっちに来て驚いたことっていっぱいあって、例えば体型。
縦だけじゃなくて横幅が。。。なんとも横綱級。
デカイのは人だけではありましぇん。
映画館で食べるポップコーンはバケツサイズだし、ファーストフードのジュースの容器だって、片手で持てない。
そして人々の話す声! でかいです!大阪人もビックリ! 
スーパーで鼻歌歌いながら買い物してる人がめっちゃ多くて
しかもすごい大きい声で歌ってるもんだから、隣のレーンに
いても丸聞こえ。スーパーのBGMとしてかけてる音楽をそのまま歌ってる人もいれば、全然違う曲歌ってる人もいるし(イヤフォンで何か聞いてるわけじゃなくてね)
もう歌いたい放題。カラオケボックスみたいだよ。
最初は驚いて 歌ってる人の顔とか見ちゃったけど、
今ではすっかり慣れてしまった。
なのでレコード店で歌っても 普通でしょ って思えてしまう、、、(でも そこ日本だもんねー)

mihaさんへ、そうここは日本なのだ

すごいなぁ。みんな横綱級っていうのも。
冬でも、なまら暑そうだ。(笑)
ゴスペル歌手なんかかえって格好いいけどね。
ガキの頃、夜中家に帰る酔っ払いのオッサンが大声でよく歌ってた。
「うるさい!」なんて近所から言われおとなしくなるのもかわいい。
そんな良き時代もあった。今は変人扱いされちまう(笑)

もともと日本は恥の文化。
プライドや世間体を守る為に、何人もの武士達が腹を切ってきた。
それも100年ちょっと前の話。
その時代がいいのか、今の時代がいいのか分からないのだった。
『龍馬伝』という大河ドラマが面白い。
龍馬役がさわやかな福山雅治というのが、ちょっと残念。

最近、そっちで春らしいことあるかい?