鈍(にび)色から透明へ

鈍(にび)色から透明へ| Copyright (C) Kazuo Yamamoto

相変わらず寒い。
夕暮れ時、空を見上げると、
透明な色が広がっていた。
向こうは春香山スキー場。

久しく見てないこの色、
すっと心の奥が澄んでゆく…
そんな感じがした。

撮影地:札幌市手稲区星置
Copyright (C) Kazuo Yamamoto

限りなく透明に近いブルー(←こんなタイトルの本あったような、、、)

長靴で雪を踏みしめたときのきゅっきゅっていう音。
これ以上無理だっていうくらい顔の毛穴が最小限に縮んだ感覚。(簡単に言うと冷たさで耳とほっぺが痛い。)
ソリやミニスキー、雪だるまやかまくら、さんざん雪の中で遊んで夕方になってめちゃくちゃ感じる空腹感。家の明かりがぽつぽつと付きはじめて、寒い外から帰ってきた時のストーブの暖かさ。
空の色にも負けないくらい澄んだ空気の感触。
以上、写真から蘇ってきた過去の記憶でした~。

mihaさんへ「春樹の方が好きなのです」

コメント有難う。
「空の色にも負けないくらい澄んだ空気の感触。」
それを感じてくれたことに何よりも嬉しい次第。

透明に近いブルーからパープルの間の色がなまら好き。
その色を見つけたらワクワクする。
そして澄んでいくような感じが得られるのだった。
「めちゃくちゃ感じる空腹感。」
子供の頃から、そんなときは半ベソかいてる。(笑)

『限りなく透明に近いブルー』最年少の芥川賞作家だった村上龍さん。
本名は『龍之介』、小説も読んだけど、
同タイトルの映画で室井滋が繊細に演じたのが印象深かった。
それよりも村上さんなら春樹さんの方が好きなのだった。
『1Q84』読んだかい。アメリカでも当然翻訳されていると思うので、
読んでみておくんなまし。
そういう意味では、翻訳版と日本語版の2回楽しめるってことか、
いいなぁ。

最近また椎名林檎にハマってる。
youtubeで彼女の『ありあまる富』と、
彼女が曲を提供しているTOKIOの『雨傘』のPVを検索して聴いて貰いたい。
なんまらいい。