ニシン釣りの見学

雪の色内埠頭で
発電機と照明で活気づく釣り場
暗い釣り場でシャクり続ける釣人たち
分けていただいたニシン

久しぶりに釣りに行く時間を確保できた先週の日曜日。

色内埠頭がニシンの夜釣りで活気づいているという噂を聞いた。マキエサと投光器で集魚して釣るらしい。投光機材を用意することは望むべくもなく、今回は見学に行ってみることにした。

午後、まだ明るい時間に行ってみると、ニシンが釣れているという埠頭の端の角は本気モードのベテラン釣師でびっしり。車もびっしり。想像以上に混んでいた。

明るいうちに竿を出している人はチカ狙いのようだったので、少し離れたところで自分もちょっとだけ釣ってみることにした。魚影はまったく見えなかったが、マキエサを打って、打って、打ちまくって30分くらい粘っていると、どうにか魚が寄ってきて、ぽつぽつチカとサバが釣れた。

暗くなってきたので道具をしまい、ニシンのポイントに戻ってみると、発電機の音と投光器の光でえらく活気づいていた。しばらく見ているとニシンが釣れ始めた。入れ食いという感じではないが、釣れる魚は30cm前後で、これは一度釣ったらやみつきになりそうだ。前日の夜から場所取りをしているという、釣り場で聞いた話にも納得した。

10匹少しの小サバとチカを手に一人さびしくニシン釣りを見学していると、よほどものほしそうな顔をしていたのだろうか、近くでシャクっていた親切な人が、

「ほれ、これ持ってきなさい」

と、ニシンを2本分けてくださった。

「うわ、本当にいいんですか? ありがとうございます」

でかい。市場で買ってきたようなニシン。ラッキーだった。

1時間ほど見学して体の冷えも限界に達したので撤収。分けてもらったニシンはさっそく塩焼きにしていただいた。あっさりしていたが、味はしっかりニシン、美味かった。

ただ、自分で釣ったわけではないので、うれしさもそれなり。
こんなニシンをいつかは自分の手で釣り上げてみたいと思った。

・・・

色内埠頭でつれたサバ
ぽつぽつとがサバが釣れました。

色内埠頭でつれたチカ
少ないですが結構大きいチカが釣れました。