投げ竿は420

「ありがとうございました。」

しばらく雑談した後、いろいろ教えていただいたお礼を言って、さらに先に進む。
一番向こう端で3、4本の竿を出している人に近づく。

「こんにちは」
「こんにちは」

釣果について尋ねてはいけないことを学習したので「釣れますか」は避けた。

「今日は何時頃から来ているんですか?」
「おひるくらいからだね。こうやっておにぎり食べてさぁ。もう昼から自由な身だからね。家も近いから、天気がいい日は大体いつも来てるんだ。」

釣りを楽しんでいる人たちは、どうしてこうも親切なのだろう。いかにも無知な男が突然話しかけてきても快活に相手をしてくれる。
スタンド(と言うのか?)に長い竿が4本、それとは別に短めの竿が1本、それぞれ糸を出している。

「たくさん竿をお持ちなんですね。」
「やる人はみんな何本も持っていると思うよ。あなたこれから始めるの?買うんだったら、最初から長いのを選んだほうがいいよ。最初だからと言って短い竿を買っても結局長いやつも買うことになるから。420がおすすめだわ。4メーター20ね。使えるオモリの号数も決まっているからオモリ買うときはよく見てね。近くなら市内の釣具屋さん、あとラッキーとかホーマックもいいけど、量販店の品揃えではやっぱりフィッシュランドとかアメリカ屋まで足を運ぶほうがいいよ。まあ遠いけど手稲のフィッシュランドならそんなでもないし。」

そうか、投げ竿は420か。
そうか、量販店ならフィッシュランドかアメリカ屋か。

本当になーんにも知らない自分にとっては貴重な情報満載だった。

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