予兆の小波

予兆の小波| Copyright (C) Kazuo Yamamoto

朝方まで場末のスナックで飲んだ昨日の昼過ぎ、
チリ大震災が発生していた。
たまたまスナックで常連だと思われるお姉さんに、
サザンの『TSUNAMI』をリクエストされていた。

『13番目の月』でも書いた様に、
それから酔いがまわり、
あまりに綺麗だった月を追い、怪我をしている。
そして、今日の大津波警報。
これは予兆の小波ではないだろうか?

17年前の北海道南西沖地震。
南の方で知った時、大事件と思い、
何度も実家に電話を入れたが通じない。
やっと通じて「どっか高い所に逃げろ。」
そう母親に告げて、親父はどこにいると聞いたら、
津波を見に行ったという。やれやれだ(笑)
積丹半島が防波堤になってくれて、まだ家はある。

『TSUNAMI』は自分からは滅多に歌わない。
「夢が終わり目覚める時、深い闇に夜明けが来る。
本当は見た以上打たれ強い僕がいる」
ここが一番好きなリリックです。

予兆は大波だと自分が怖くなってしまうけど、
小波くらいなら、サーフボードにも乗れそうだ。

撮影地:小樽市銭函海岸
Copyright (C) Kazuo Yamamoto