通りをはさんで
立ち並ぶ店舗、歩道からはみ出すぐらいの人ごみ。道行く人達の会話は、ほとんど外国語が多くなってきた観光通り。
たった一本、通りの中へ入ると、そこは、まるで違うところに迷い込んだかんじになる。ざわめきも聞こえず、とても静かだ。
こころなしか、周りの空気もヒンヤリしている。今は使われていない、石蔵の倉庫。この街が、栄えていたころの面影がしっかり刻まれている。裏道(うらみち)好きには、たまらない通り。
どんどん歩くと、ちゃんと街の中心街につながっている。
公園
平日の夕方や学校の休みの日には、子供達の声で賑やかになる。小さな小さな近所の児童公園。昔ながらの遊具がほんのすこし。スベリ台・ブランコ・変な動物の置物。夏の間、子供祭りもやる。子供の姿が、公園にいないなんて、この公園には関係ないようだ。今日は、残念ながらお天気が悪い。もうすぐ夏休み。毎朝6時30分、ラジオ体操がはじまる。ラジオ体操の会場もこういう町内の児童公園。
扉のむこうがわ
突然として空き地になった。久しぶりに通ってみると、あ然とする。そして思いだす努力を数秒する。この隣のお宅がこうで、この小路がこうだったから・・・。そうか、あのお宅がなくなってしまったのだと。ポッカリと開いてしまったところからは、今まで見えなかったお宅があらわれたり、周りの様子が一変する。数週間もすると、この空き地には、雑草がぼうぼうとなってしまうんだろうな。と思いながら。
おそらく、今までとは違って、少しだけ陽があたるようになった扉。
雨のちときどき晴れ
北海道には、梅雨はないはず?のはず。
去年もたしかに、変だった。
梅雨の季節が、くるようになったのだろうか?
さわやかな夏は、まだ遠い。
このところ、さっぱりとしたお天気は、長続きしない。
ぐずついた空模様の後の大雨。
せっかくの休日もなんだかつまらない感じになる。
遠くの山から、ほんのちょっとの晴れ間。
海辺には、人影はない。
まるで秋に入りがけのような、光りが雲間から差し込んでいた。
路地ー近道.1
路地裏近道には、いろんな発見がある。
きたないものが、落ちてたり、おいてあったりする。
おーっと驚くものと出会ったりする。
細く曲がりくねり、人の家に突然まよいこんだりとなかなかスリル満点。
近道を見つける喜びは、大きい。
我慢できず人に、話たりしてしまう。
「あー知っている。」と言われると、ほんの少しがっかりする。
変な道に迷いこんでしまった。
大きなサクランボの木を見つけた。
キョロキョロまわりを見渡し、一粒いただく。完熟・美味。
いいとこ見つけたー。っと、にやけがとまらない。
お祭り
子供の頃、シリキレトンボ。
あっちフラフラこっちフラフラ。
何度も親に、小遣いねだり、夜遅くまで家に戻らなかった。
妹なんかは、浴衣もよれよれ。泥のかたまりのようになって、家に戻って来ていた。
今でも、お祭りは大好きだ。
お囃子が聞こえてくると、ムズムズしてしまう。
この街では、夏じゅう毎週どこかでお祭りがある。
港街栄えていた頃のなごり?。
花火大会も、もうすぐだ。
祭りの夜にピッタリの月夜。
満月の四日前。
雨降りのあいまに・・・。
急に暑さがやってきました。北海道らしいさわやかな夏は、何処へ?涼しさに慣れている体には、しんどいかぎり。雨をもっている空は、なかなか降りそうもなくムシムシ・・・と思っていたところ、突然、ザァーと空をひっくりかえしたような雨・雨。昨年もそうだったけれど、こういう雨の降りかたは、やはり今までとは、ちょっと違うかんじがしてしまいます。
たくさんつぼみをつけた「夏椿」。恵みの雨の合い間に、咲きました。椿の花より小さな花です。 雨上がりの夜、涼しい風が吹いてきました。
南西の風
強い風に、はためく大漁旗。上で風になびくは、『竹の枝』だそうです。船長に聞きました。「別になーんも意味ない。」と照れ屋の船長は、カメラを向けると船の中に隠れてしまいました。「今日から高島の祭りだべ。」ひょっこり顔を出し笑顔で話してくれました。残念ながら、今日は雨模様。小さな港のお祭りは、大人が一番ワクワクしてしまいます。お正月・お祭りと、港に停泊中の船は、みんな大漁旗を掲げます。
最近読んだ本
久しぶりに、札幌の大型書店へ行ってきました。大量にあふれる本・本・本。その中で自分の読みたい本を探すのはすごく大変だなーと思いながら見てあるきました。今一番売れている本や書店のおすすめの本、話題の本などなど。どこの書店もほぼ同じ棚の作りだなーと思いながら。ほしい本は、ネットで購入するほうが、今は、多いですが、書店に行きインクの匂いをかぎながら本をうろうろ探すのは大好きです。この時、棚にたくさん置かれていた本をみて、手にとり購入したのがこの本です。詩人の谷川俊太郎が、いろんな質問に答えている本です。興味があったので購入してみました。糸井重里が開いている人気のウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」に掲載された「谷川俊太郎質問箱」がもとになってできた本です。こんな質問によく答えるなーっていう内容に驚いたり、また質問の内容に「ほっ」としたり、えーっと笑ったり。